訳あってPCの構成を変更する必要が生じたので、メモ。
CPUが一世代前なので、今更これを一から作るという人はいないと思うのですが、多分、この構成でやってる人はあまりいないと思うので、役に立つかも。気になるであろう部分を写真多めに盛っておきます。
構成
- CPU: Intel i7-4790K
- MB: AsRock Z97E-ITX/ac → ASUS MAXIMUS VII Impact (変更)
- Memory: Corsair VENGEANCE PRO DDR3-2666
- SSD: OCZ Vector 150 480GB x 2 → SAMSUNG 950 PRO M.2 + OCZ Vector 150 480GB (変更)
- HDD: WD WD20EZRX
- Video: SAPPHIRE Radeon R9 NANO
- Cooler: PROLIMA TECH SAMUEL 17
- Power: Dirac TESLA CUBE DIR-TCSXG-650
- Case: LIAN-LI PC-Q19B
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この構成の難しいところは、Mini-ITXなのでケース容積が非常に小さいところにハイエンドパーツを埋めているところです。ちっちゃいPC好きなので、どうしてもこういう無理ゲーな構成をやってしまう…
事の発端
ああ無常 pic.twitter.com/7yRmPz8tEf
— kekyo (@kekyo2) 2016年4月6日
朝電源を入れたらコレ。まぁ、SSDは壊れていなさそうと言うことと、前日Windows Updateで新たなIPが降ってきてた事もあり、それが直接の原因かも。ただ、折角(?)ブートしなくなってしまったので、とある問題の解決も含めて構成変更しようかと思いました。
というのも、SSD 2発をIntel RAID 0で構成してあったんですが、どうも感触が良くない。このSSD、体感かなり良いはずなのに、RAID 0構成してからあまり「速い」という印象もなく、なんだか勿体ないなと思ってました。それならRAID 0をやめて別のマシンにSSDを1台持って行ったほうが良いじゃないかと。
とはいえ、480GBだけでは心もとないので何か追加したい。それなら噂のNVMeに行くかと。しかしNVMeするならマザーボードも変えたほうが良く、この時点できちんとケースに収まるかかなり不安に…
最大の問題はクーラーで、現状のSAMUEL 17が新しいマザーに付くかどうか。念のため Cooler Master 風神スリム も手配。これは同じマザーのレビューで使われていたのが理由ですが、結局ダメでした(後述)。
マザーボード構築 (1)
マザーボードだけさっくり置き換えるという訳にはいかず、一旦すべてのパーツをケースから外し、ケーブリングからやり直す事に。Mini-ITXの難しさの一つでもあるかな。で、取り出したマザーからCPUとメモリを外し、新しいマザーに移植したところ。
写っているヒートシンクはSAMUEL 17で、この時点で風神スリムは付かないことが判明。理由はメモリのヒートシンク高が高いこと。このマザーの特徴的なVRMの高さはぎりぎり収まるものの、メモリは完全にアウトでした。これは高さの様子です。
こういうことが買う前にわかる、良い施策無いかなーと思います。今はPCパーツショップがレポートとか書いてくれることが下支えになってると思うのですが、エッジの効いた構成だと事例がない…
で、SAMUEL 17はちょっと変わったフットプリントなんですが、このヒートシンクは未来を予見しすぎているのか、買ってからずっと乗り換えで使えてるんですよね。今回もまさかこんなにフィットするとは思っていなかった。
大抵ここで心配になるのはEPS12Vコネクタの取り回しで、ほとんどのマザーはヒートシンク下にあるので先にコネクタを接続しておかなければならず、組み立てに苦労します。しかしこのマザーはそれを予見するかのように、EPS12Vを前方外周に配置していました。これ、かなりやりやすくて良いです。ASUSは昔トラブって以来避けてきたのですが、見直しました。
マザーボード構築 (2)
個人的にライザーカードの類は好きではない(どうしてもコネクターのような信頼性を損なう部品が必要になる)のですが、このマザーはライザーが3つもある。一つはVRM、そしてこのサウンドカード、最後にPCIe/Wifiカード。サウンドについては外付けのDACがあるので不要なのですが、これをつけておかないとバックパネルにみっともない穴が開いたままになるので、一応付けることに。
Wifiも不要なのですが、このライザーカードには、PCIeが刺さります。そして今回の構成変更の目的である、NVMeがここに刺さるので、やはりこれも使います。ただ、Wifiモジュールは外せそうだったので取り外しました。幸いWifiアンテナの穴(バックパネル)は出荷時で塞がっているので、サウンドカードのような問題はありませんでした。
このNVMe SSDは非常に高温になる事が知られているので、念のためヒートシンクを貼っておきました。サウンドカードとのクリアランスがちょっと不安になる感じです。間に何か挟んだほうが良いかもしれません。
組み込み
さて、いざ組み込もうとしたら、なぜかきっちり入らない。よくよく見てみると、なんとVRMのライザーカードが共締め仕様となっており、ネジで止まってる…
このネジを外したところ、さっくりとハマりました。しかし、あらかじめ取り付けたファンが邪魔で一旦外す羽目に… 外してしまうとコネクタを再挿入するのが大変だ。
ファンのコネクタをどうにか接続し、取り付け完了(実はファンが逆であることに後で気が付く)。
PCIeライザーカードとRadeonを取り付け、上部ファンも取り付ける。
上部ファンは12cmの穴が開いていますが、92mmのファンを無理やり付けています。理由はSFX電源の奥行きがやや長尺で、12cmだと干渉してしまうからです。この電源は650Wなんですが、これ以外に選択肢はなく、以前使っていた450WではRadeonを安定運用できなかったので、やむなくこういうことになっています。Mini-ITXは難しい…
SATAケーブルはスマートケーブルに変えないとダメですね。そのうちやります。
Overall
測定中、51℃まで上昇… 雫ちゃんに大音響でお願いされたのでびびった (*´Д`)
温度は使わなければすぐに冷えたので、ベンチマークをやり続けるとか極端な事をしなければ問題ないように感じました。
ここからVSやらOfficeやら再インストール。まだ先が長い…
ちなみにVectorは作業用として、HDDはデイリーバックアップ用として使います。
それでは。