Async deepdive before de:code と de:code振り返り

WP_20160523_21_05_51_Richちょっと遅くなりましたが、de:code 2016の前夜祭である、Japan ComCamp meets de:codeで登壇した時のスライドです。

1セッション15分と言う事で(ちょっとオーバーした)、スライドはSlideShareに載せてあり、ブログに載せるほどのものでもないのですが、折角なので載せておきます。

一般的に、async-awaitを使った非同期プログラミングを行う理由付けを、Windowsのメッセージポンプ(又はUIスレッド)との協調を行わなければならないという理由から展開しますが、このスライドでは純粋にパフォーマンスの観点から、非同期プログラミングの重要性にアプローチしました。つまり、「サーバーサイド」での非同期プログラミングの必要性を凝縮したものです。

主に「Async訪ねて3000里」や、過去私が解説してきた事の要約で構成されています。

某氏に「linuxではどうなのか?」と聞かれたんですが、linuxの非同期I/Oシステムコールがどうなっているのか次第だと思いますが、セッションで説明したテクニックを使って、殆どCPUリソース非依存な非同期ライブラリを作ることが出来るはずだと思います。

技術レベル:400~500


de:code振り返り on Center CLR

これもここに貼っておきます。先週、de:code振り返りな会を開催しました。裏番は「Rebirth Tohoku 2016」ですねつよい。

de:codeのセッションはそれはもう沢山あるので、あらかじめ関心のあったセッションをポストイットで貼り出してもらい、多いものから順に聞いてきた人が喋ってディスカッションする、というスタイルにしました。

私はChalkTalkと徘徊ばかりしていたため、あまり解説出来なかったのですが、赤間さんのセッションの解説(平内さん)が特にウケていました(その状況はどうなんだという疑問はある :)

教材は各セッションのスライドと動画(channel 9)です。特に今年からはchannel 9でストリーミングも行われるようになったので、去年も要望を出していたので非常にうれしい。これで何時でもセッションを再確認できるし、誰にでも資料のポインタとして使えるようになりました。

以下がディスカッションした対応セッションです。この他のセッションも概要レベルで解説などがありました。

  • CLT-001 今だからもう一度確認したい、クライアントテクノロジの概要と選択
  • DBP-019 りんなを徹底解剖。”Rinna Conversation Services” を支える自然言語処理アルゴリズム
  • DEV-010 エンプラ系業務 Web アプリ開発に効く! 実践的 SPA 型モダン Web アプリ開発の選択手法
  • CLT-016 拝啓 『変わらない開発現場』を嘆く皆様へ ~エンプラ系 SI 開発現場の「今」を変えていくために~
  • CLT-002 Windows 10 デバイスと UWP 完全解説
  • DEV-022 これから始める Xamarin ~環境構築から iOS/Android/UWP アプリのビルドまで~
  • SPL-005 オープンソースから見たマイクロソフト

de:codeへの感想ですが、一言で言うと「OSSで浮き足し立っている」かな。決して悪い意味ではなく、まだ定着するには時間が必要なんだと思います。殊更OSSを題材に挙げる期間が過ぎた時に、初めて評価されるんじゃないかなと。そうは言っても何もアピールしないのでは伝わらないので、MSは方向修正したよ!!って事を大々的に示している… ざっくりとですが、そんな気がしました。

それではまた。

投稿者:

kekyo

A strawberry red slime mold. Likes metaprogramming. MA. Bicycle rider. http://amzn.to/1SeuUwD